国民年金の前納払い、本当におとく?

20歳から60歳までの40年間は、国民年金保険料を納めなければならないといった義務が私たちには課されています。この国民年金保険料は、平成28年4月1日より1か月あたり16,260円を納めなければならず、家計にかかる負担は大きいものとなっています。場合によっては、1か月に支払っている生命保険料より高いといった方も多いのではないでしょうか。

この国民年金保険料には、半年分(6ヶ月)や1年分を前払いする「前納制度」が設けられており、この制度を適用することで国民年金保険料を本来納める金額よりも安く済ませることができるといった効果があります。

しかしながら、1か月あたり約600円、年間約7,200円の削減効果しか認められないものに対して、一度に約94,000円から187,000円といった大金を支払うのには、さすがに多くの方が抵抗を抱いて当然だと考えます。お金の流れを考える時には、仮に支出の効果があったとしてもそれでいくら得することができるのかといった「費用対効果」の考え方が大切になります。

少ないお金で多くのお金を得ることが大前提であり、この国民年金の前納制度も費用対効果は100%を超えると確かにいえる部分もありますが、65歳になって受け取れる年金が今よりも少なくなってしまった場合には、この費用対効果がマイナスになってしまうことも少なからず考えられます。

目先の得する情報が飛び交っている現代で、自分自身の懐具合と費用対効果を考えられる方はお金に失敗しない人だと私は考えます。自身の決断力が自己資産の多少を左右する時代なのです。

350
350
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
350

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA